IPO投資で証券会社に口座開設
IPO投資で証券会社に口座開設する時、考えなければならないのは、
その証券会社がIPOの抽選を行う際、完全抽選なのか、それとも
裁量配分を行う証券会社かということです。
完全抽選とは、申込者全員を平等に扱い、1人1票で
機械によって自動的に当選者を選ぶやり方です。
しかし、完全抽選には2種類あります。
それは、100%完全抽選の証券会社と、機械による抽選でも、
ある程度口座に預けてある資金量を加味される抽選方式です。
それに対して、裁量配分とは、証券口座に預けた資金が多かったり、
普段の株式売買の取引量が多い人に優先的にIPOを配分する
やり方です。
我々一般サラリーマンは、相当の資産家もしくは高給取りでない限り、
多額の資金を証券口座に預けておいたり、それほど頻繁に株式売買を
するのは難しいです。
ですから、狙い目は、完全抽選の方式を取っている証券会社に
口座開設をすることです。
そうなると、自然と口座開設すべき証券会社は、ネット証券に
絞られてきます。
この完全抽選でのネット証券でも当選することは十分可能です。
そして、次に考えるべきは、IPOの取扱量です。
年間のIPO取扱量が多い証券会社ほど、当選本数は多くなるので、
特に主幹事を務めることが多い証券会社は必須です。
結論として、IPOの取扱量が多く、しかも、完全抽選方式を
取っている証券会社に口座開設をすべきです。
次に、IPOをゲットするために、絶対的に必要な証券会社をご紹介します。
繰り返しますが、証券会社に口座開設しても無料ですので、
とにかく、次々と口座開設手続きをしてください。
IPO投資で口座開設すべき証券会社
ここでは、IPO投資において口座開設すべき重要な証券会社を
おすすめ順にご紹介します。
まずは、以下証券会社に1つずつ口座開設を行い、IPO当選に向けて
着実に一歩ずつ進んで下さい。
マネックス証券
1人1票形式の100%完全抽選の証券会社。
ここは、IPO取扱量も多く、しかも、100%完全抽選方式のため、
IPO投資家にとっては口座開設必須です。
私自身、マネックス証券とは相性が良く、過去何度か当選実績が
あります。
資金量が少なくても、継続して申し込んでいれば、完全に平等な
抽選方式なので、いつか間違いなく当たります。
ここは絶対に外せません。
完全抽選だが、一部裁量配分。
IPO取扱量はネット証券の中でも最多。
SBI証券独自のポイントプログラム「IPOチャレンジポイント」があり、
抽選に外れるたびにポイントが増えていくお得なシステムで、
ここぞという時に、このポイントを使って当選確率を上げることができる。
しかも、IPOチャレンジポイントを使用しても、当選しない限り、
ポイントが減ることはない。
また、資金量に応じて、何株でも申し込むことができる。
SMBC日興証券
ここは、IPO株の約9割が店頭取引の配分に回りますが、残り1割は
1人1票の完全に平等な抽選方式となります。
主幹事を務めることも多いので、ここも押さえておきたい証券会社の
1つです。
この証券会社では、抽選が行われた後、当選しなかった場合は、
落選ではなく、「補欠」となることが多いです。
ただ、補欠申し込みをしても、ほとんど当選することはありませんが、
それでも狙い目の銘柄であれば、資金量に余裕があるなら、
念のため補欠申し込みもしておいた方が良いかも知れません。
1人1票形式の100%完全抽選の証券会社。
ブックビルディング申込み時には口座に資金は必要なく、
購入申込の最終日までに入金すればOK。
抽選結果は、購入申込最終日に発表となります。
IPOの取扱量は少ないものの、この証券会社の手数料は、
他のどの証券会社と比べても安いです。
そして、GMOクリック証券の株価分析ツールは、
非常に優れており、その銘柄の株価が割安なのか
割高なのかも自動計算してくれます。
そのため、IPO株もそうですが、一般の株式投資においても
参考になります。
こういったことを合わせて考えると、ここは口座開設しておいて
絶対に損はありません。
安藤証券 美らネット24
1人1票形式の100%完全抽選の証券会社。
IPOの取り扱いは、2014年7月に始まったばかりで、IPO投資のために
口座開設されている人は、まだまだ少ないです。
そのため、これからまだ当分の間は、申し込めば当たる確率が
非常に高いので、早めに口座開設しておくと間違いなく有利です。
松井証券
1人1票形式の100%完全抽選の証券会社。
さらに、NISA口座を開設した場合、NISA口座での株取引手数料が
永年無料となりますので、IPO投資だけでなく、株式取引をする方
にはとても嬉しいです。
また、口座に資金がない状態でも、ビックビルディングの申込みができ、
購入申込時に資金があれば大丈夫なので、ここはうまく利用したいですね。
カブドットコム証券
1人1票形式の100%完全抽選の証券会社。
IPO取扱量自体は多いものの、ほとんどが三菱UFJ・モルガン
スタンレー証券に割り当てられたものの一部が、さらにこちらの
証券会社に割り当てられるという仕組み。
当選確率を上げるためには、ここにも口座開設をしておくべき。
1人1票形式の100%完全抽選の証券会社。
主幹事を務める回数は圧倒的に多い。
ここは入金しなくても抽選に参加できますので、とにかくどんどん申し込んで下さい。
当選できることは決して多くないですが、主幹事を務めることが多いため、
IPOの配分も同時に多くなるので、何度も申し込んでいると、いつか当たります。
私も過去に何度か当選経験がありますので、ここも口座開設して下さい。
大和証券も業界大手の証券会社で、主幹事を務めることも
非常に多いです。
ここもコツコツと申し込んでいると、当選できます。
私も当選経験ありますので、少しでも多くのIPOをゲットするなら、
大和証券も外せない証券会社の1つです。